楽しみとの付き合い方を考え、支え続ける支援
ゲーム・スマホ・ギャンブル依存症
ゲームやスマホは、私たちにの生活を便利にしたり、楽しみを与えてくれるアイテムです。スマホについては、私たちの生活から切っても切り離せないほど、なくてはならないツールだと言えます。
しかし、ゲームの長時間使用には問題も多く、スマホやゲームの時間が長い人ほど学力が低くなるといった研究データも出てきています。また、記憶や感情、睡眠といった脳の機能にも影響を与えることが分かっています。これは、パチンコなどのギャンブルに関しても同様のことが言えます。依存しているものを取り上げるだけでは解決しないことも多く、発達障害との関係も深い病気です。
ご本人でも、ご家族の方でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
依存症の特徴と支援について
ゲーム行動障害
Gaming Disorder
- 家庭や仕事、学業よりもゲームやインターネットの使用を優先してしまう。
- ゲームやスマホを使用し始めてから、学業成績や仕事の業績が明らかに落ちた
- ゲームやスマホを使用していないとイライラしてしまう
- ゲームやインターネット使用の時間を減らそうと思っても減らすことができない
- 睡眠時間を削ってでもゲームやインターネット使用をしてしまう
ギャンブル障害
Gambling Disorder
- ギャンブルにのめり込んでいる
- ギャンブルを減らそう、辞めようと思ってもうまくいかない
- ギャンブルをしないと落ち着かない
- ギャンブルでの負けをギャンブルで取り返そうとする
- ギャンブルのことで嘘をついてしまったり、借金をしてしまう
依存症の支援について
About Treatment & Support
依存症は、脳の機能が関与する病気です。なので、本人の性格や気持ちだけではどうすることもできません。
依存している行動を無理にやめさせようとすることは、多くの場合逆効果となります。また、人格を否定したり叱責することも、結果的に依存を強めてしまうことに繋がることが多いです。
まずは以下の対処をお勧めします
- 専門機関へ相談し、家庭や本人だけで抱え込まない
- 依存症に関する正しい情報を得る
- 依存をやめさせることよりも、本人の孤立を防ぐことを優先する
- 依存行動をやめられなくても叱責しない